「片手でたためる」は万能じゃない。ベビーカー選びで後悔しないための考え方
「片手でたためるベビーカー」と聞くと、
なんとなく
片手で持ちやすそう
外出がラクになりそう
というイメージを持つ人も多いと思います。
でも実は、
片手でたためるベビーカーには、設計の考え方に違いがあります。
・畳む動作だけを片手でできるようにしたタイプ
・畳んだあと、片手で「持つところまで」考えられているタイプ
同じ「片手でたためる」でも、
使ったときの負担やラクさは、ここで大きく変わります。
この記事では、
「片手でたためる=片手で持ちやすい」わけではない理由と、
どんな人にこの機能が必要で、
どんな人にはそうでもないのかを、
販売の現場で感じてきた視点から整理します。
片手でたためる=片手で持ちやすい、ではない
片手でたためるベビーカーでも、
片手で「持ちやすい」わけではありません。
たとえば、同じ5kgでも
ダンベルは片手で持てますが、
横に長い板は、片手だと持ちにくいですよね。
ベビーカーも、それに近い形をしています。
畳んだあとも、
重さが一点に集まるわけではなく、
タイヤ・フレーム・座面の重さが
横方向に残ったままの形になるからです。
そのため、持ち上げた瞬間に
どちらかにグラッと傾きやすく、
重さ以上に「不安定さ」を感じる人も少なくありません。
この不安定で持ちにくい理由は
あなたの力が弱いからでも、慣れていないからでもありません。
畳む動作が片手でできることと、
片手で安定して持ち続けられることは、
そもそも別の話なんです。
この違いを知らないまま選ぶと、
「思っていたよりラクじゃなかった」
という結論になってしまいます。
片手で「持つところまで」考えられた設計と、そうでない設計がある
「片手でたためるベビーカー」と聞くと、
どれも同じように片手で扱えるように思われがちですが、
実は設計の考え方に大きな違いがあります。
ひとつは、
畳む動作だけを片手でできるようにした設計。
もうひとつは、
畳んだあと、片手で持つところまで考えられている設計です。
同じ「片手でたためる」でも、
使ったときのラクさが違うのは、この差です。
畳む動作だけ、片手でできるタイプは、
操作そのものはシンプルでも、
畳んだあとに「どこをどう持つか」までは想定されていないことがあります。
その場合、
・持つ位置が定まらない
・体から遠い場所を持つことになる
・腕が伸びた状態になりやすい
といった状況が起きやすく、
片手で持つと不安定さを感じやすくなります。
一方で、
片手で持つところまで考えられている設計のものは、
畳んだあとに自然と体の近くで支えられる形になりやすいのが特徴です。
持つ位置が分かりやすく、
腕を無理に伸ばさなくても済むため、
片手でも安定します。
ここでの違いは、
「片手で持つ場面があるか?」を、
最初から想定して作られたかどうか。
それだけの違いです。
だから、
片手でたためるかどうかを見るときは、
「畳めるか」だけでなく、
畳んだあと、どう扱うことになるかまで
一度想像してみることが大切です。
ストレスは「畳めた瞬間」より、そのあとにある
ベビーカーを使っていて
「思っていたよりラクじゃない」と感じる場面は、
畳む瞬間よりも、畳んだあとにあります。
たとえば、こんな場面です。
- 玄関で畳んだあと、置き場所まで運ぶ
- 車に積むために、数歩移動する
- エレベーター待ちのあいだ、手に持って立つ
- 駅の階段を上り下りする
このときに必要なのは、
「畳めるかどうか」ではなく、
畳んだ状態で、どう扱うかです。
畳む動作が片手でできても、
畳んだあとに
🌀持つ位置がわかりにくい
🌀安定しない
🌀すぐ置きたくなる
となると、
結局、外出の流れはラクにはなりません。
「畳めたからOK」ではなく、
そのあとに続く動作まで含めることで
使いやすさが決まります。
販売の現場でも、
「畳むのは簡単だったけど、
持って動くのが意外と大変だった」
という声を聞くことがあります。
それは、
片手でたためる機能そのものが悪いのではなく、
使う人の生活場面と合っていなかっただけ。
だからこそ、
片手でたためるかどうかを見るときは、
「どこで畳むか」だけでなく、
畳んだあと、何歩くらい持つことになるか
まで一度想像してみてください。
そのイメージが合えば、
この機能は大きな助けになりますし、
合わなければ、優先度は高くないかもしれません。
では、片手でたためるベビーカーの中で
どれが「持つところまで考えられている設計」なのか。
それを使い方別に整理したのが
▶📖片手でたためるベビーカーの選び方とおすすめ6選 です。
片手でたためる機能が「活きる人」と「活きない人」
ここまで読んで、
「結局、片手でたためるベビーカーは必要なの?」
と感じた人もいるかもしれません。
そういう方のために
この機能が必要な場面を、いくつかあげてみました。
片手でたためる機能が「活きる人」
- 抱っこしながら、ベビーカーを畳む場面が多い
- 玄関・車・駅など、外で畳む機会が多い
- 畳んだあと、少しの距離でも手に持って移動することがある
- 外出の流れを止めずに動きたい
こうした場面が日常にある人にとっては、
片手でたためる機能は、
確実に助けになる機能です。
片手でたためる機能が「活きない人」
- 畳むのは帰宅時や収納時が中心
- 両手が使える環境で畳むことが多い
- 軽さやコンパクトさを優先したい
- 畳んだあと、あまり持ち運ばない
この場合、
片手でたためるかどうかは、
そこまで重要な条件にはなりません。
ここで大事なのは、
「機能が活きない=失敗」ではない、ということ。
必要な機能は人それぞれで、
使わない機能があるのは、自然なことです。
だからこそ、
条件を全部そろえようとするより、
「自分の生活で、よくある場面」に
この機能が当てはまるかどうかを考えてみてください。
じゃあ、自分には必要?──選び方の整理へ
ここまで読んで、
「片手でたためるベビーカーが良いかどうか」は、
人によって変わるということが見えてきたと思います。
大切なのは、
「片手でたためるかどうか」そのものより、
その機能が、自分の生活の中で活きるかどうか。
- どんな場面で畳むことが多いのか
- 畳んだあと、どんな動きが続くのか
- 抱っこと同時になる場面はあるか
こうしたポイントを整理すると、
優先すべき条件も、自然と見えてきます。
