チャイルドシートとジュニアシートの違い|ややこしい呼び方をスッキリ整理!
はじめに
チャイルドシートって、呼び方がややこしいと思いませんか?
売り場には「ベビーシート」がほとんどなく、いきなり**チャイルドシート(新生児から)**が並んでいます。
さらに「ジュニアシート」と書かれた商品には 1歳からのタイプ と 4歳からのタイプ の2種類があり、「どっちのジュニア?」と迷う方が多いです。
この記事では、そんな混乱の原因を整理しながら、最新の R129基準 に沿って選び方をご紹介します。
R129基準での区分(身長基準)
- 年齢ではなく「身長」で区分される
- 対象身長は製品ごとに異なる
👉 大きく分けると ベビーシート/チャイルドシート/ジュニアシート の3段階です。
※旧基準の R44 は“体重”で区分されていましたが、パッケージには年齢目安も書かれていたため「◯歳になったら切り替える」というイメージが広がりました。
ベビーシート(〜1歳頃まで)
目安:新生児〜1歳半頃まで(製品により異なる)
特徴
- 新生児期に特化した設計
- 実際の売り場ではほとんど見かけない
- レンタルやネット購入が中心

チャイルドシート(新生児〜4歳頃)
目安:新生児〜4歳頃まで(製品により異なる)
売り場で最も多いのがこのカテゴリー
特徴
- 新生児から使えるモデルが主流
- 回転式タイプが人気
- 15か月未満は必ず後ろ向き使用(R129基準)
メリット
- 新生児から安心して使える
- 回転式は乗せ降ろしが圧倒的に便利
- クッション性・リクライニングが充実
注意点
- 重たい(回転式は20kg近いモデルも)
- 小型車では回転しにくい場合がある
- リクライニング角度が思ったより浅いことも
取り付け方法(ISOFIX)
- R129対応モデルはISOFIXが主流
- 2012年7月以降の車には標準装備
- 古い車や軽自動車は未対応もあるので必ず「車種適合表」を確認!

👉 チャイルドシートを安全に使うには、取り付け方もとても大切です。
ISOFIXでも油断禁物!取り付けミスあるあると正しい確認方法
ジュニアシート(1歳〜6歳頃)
目安:1歳〜6歳頃まで(ロングユースは12歳頃まで)
特徴
- 使用期間が長く買い替え回数を減らせる
- 前向き固定が中心で比較的軽量
注意点
- 新生児期からは使えない
- フィット感はチャイルドシートに劣る
ジュニアシート(4歳〜12歳頃)
目安:4歳〜小学校高学年頃まで
特徴
- シートベルトを正しく使うための補助シート
- 2タイプ
ハイバック型:安全性が高く長距離向き
ブースター型:座面のみ。軽量&安価
注意点
- シートベルトが首やお腹にかかると危険
- 適正身長を必ず守る

👉 「2人目でも使える?」「いつまで使える?」と気になる方はこちらの記事もどうぞ。
チャイルドシートきょうだい使い回しレビュー|安全に使える?販売員が解説
まとめ
チャイルドシートは呼び方がややこしいですが、 R129基準では“身長”で区分するのが基本 です。
ただし対象身長は製品ごとに異なるため、必ずチェックしてください。
✅ 選ぶときのポイント
- 今のお子さんの身長に合っているか
- 次はどのシートに切り替えるか
- 車にISOFIX金具が付いているか
最後に大事なことを。
チャイルドシートは便利グッズではなく、子どもの命を守るためのものです。
折角つけるなら、安全な製品を選んで正しく使ってくださいね。
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