座り心地はメーカーでどう違う?Combi・Aprica・CYBEXの“快適の作り方”をやさしく比較
はじめに
「押し心地は違うって聞くけど、座り心地もメーカーで違うの?」
店頭でも、よくそんな声を耳にします。
実は、
“赤ちゃんがどう座るか”を作っている考え方が、メーカーごとに少しずつ違う んです。
どれが良い・悪いではなく、
快適さへのアプローチが違うだけ。
だからこそ、赤ちゃんの姿勢や、ご家庭の外出スタイルに合わせて選ぶと、
ぐっと使いやすくなります。
この記事では、
Combi・Aprica・CYBEX の3社が考える
「快適な座り心地」の作り方をやさしく整理します。
先にざっくり結論
3社の“快適の方向性”をひと言でまとめると…
- Combi:軽さ×衝撃吸収で“ふんわり守る”
- Aprica:姿勢保持を軸に“整えて座る”
- CYBEX:剛性×走行性で“揺れにくい安定”
同じ「赤ちゃんの快適さ」を目指していても、
その作り方はメーカーごとに異なります。

押し心地の違いはこちらでまとめています。
ベビーカーの押し心地って何が違うの?
Combi(コンビ)
ふんわり包むような“衝撃吸収”が軸
Combiは
「軽さの中でも衝撃を減らしてあげたい」
という考え方が強いメーカー。
- 振動吸収を重視
- やわらかめのクッション
- 段差の“角”を丸くするような座り心地
座り心地は
「軽いのに、ふんわり守られている感じ」という印象です。
街中の細かい段差や、ガタガタ道が多いご家庭と相性がいいタイプ。
Aprica(アップリカ)
姿勢保持を大切にするメーカー
Apricaは昔から、
赤ちゃん医学をもとにした姿勢研究 を続けているメーカーです。
首〜背中〜腰の“流れ”を整える視点が強く、
- 骨盤が立ちやすい座面角度
- 背中が丸くなりすぎない背もたれ
- 長時間でも姿勢が崩れにくいシート構造
といった設計が特徴です。
座り心地は
「まっすぐ安定して、整っている感じ」。
長時間移動(電車・テーマパーク・お散歩)でも
赤ちゃんが疲れにくいのが魅力です。
CYBEX(サイベックス)
“揺れにくい環境”で快適をつくる欧州思想
CYBEXは
「荒い道でも揺れずに快適であること」
を重視した欧州の考え方がベース。
- フレームが強い
- タイヤが大きい
- シートは比較的しっかり硬め
- ベビーカー全体で姿勢を支える構造
座り心地は
「どっしり、揺れにくい安心感」 という印象です。
段差が多い地域・長時間外出・押し心地重視のご家庭に向いています。
価格帯ごとの特徴もあわせて見ると、違いがさらにわかりやすくなります。
ベビーカーの価格帯が違う理由
ご家庭別・相性まとめ
どれが一番いい のではなく、
家庭との相性で“しっくり感”が変わる タイプの比較です。
- 細かい振動が気になる → Combi
- 姿勢が崩れやすい/長時間のお出かけが多い → Aprica
- 段差が多い・押し心地を重視したい → CYBEX
快適さの方向性が違うからこそ、
赤ちゃんの姿勢や使い方に合わせると選びやすくなります。

実際の使い勝手を知りたい場合はこちらもどうぞ。
ベビーカーのたたみ方の落とし穴
まとめ
座り心地には、
Combi・Aprica・CYBEXそれぞれの“快適の作り方” が存在します。
- 衝撃をやわらかくしたい
- 姿勢をしっかり保ちたい
- 揺れを少なくして安定させたい
どれを大事にしたいかで、選ぶ1台が変わります。
試乗するときは、
「座らせてみたときの安定感」 を見てみてください。
赤ちゃんの座り方は一人ひとり違うので、
メーカーの特徴を知っておくと、選び方がぐっと楽になります。
