スゴカルRとスゴカルS、何が違う?曲がりやすさと赤ちゃんとの近さで選ぶ
「スゴカルRって、Sと何が違うんだろう」
「値段もほとんど同じ。並べて見ても、見た目もよく似ている」
そうなんです。この2台、スペックを並べると同じ数字がずらりと続きます。使える時期も、シートの高さも、リクライニングの角度も、タイヤの大きさも同じ。価格差は1,100円です。
でも、違うところははっきりしています。しかも「どちらが上か」ではなく、得意なことが分かれているタイプの違いです。
この記事では、その分かれ目を整理します。読み終えるころには、あなたの毎日にどちらが合うか見えてくるはずです。
結論、分かれ目は2つです
先にお伝えします。
人混みや狭い通路で、何度も向きを変える毎日ならスゴカルR。
対面にして、赤ちゃんの顔を近くで見ていたいならスゴカルS。
スゴカルRには、キャスターに新しい部品が入りました。スゴカルSには、シートが手前にスライドする仕組みがあります。どちらも「扱いやすさ」を狙った工夫ですが、狙い方がまったく違います。
▼価格を確認しておくと選びやすいです
スゴカルRとスゴカルSの違いを数字で見る
まずスペックを並べます。色を付けた行が、選ぶときに参考になるところです。
| スゴカルR エッグショック ZA |
スゴカルS エッグショック JA |
|
|---|---|---|
| 価格(税込) | 69,300円 | 68,200円 |
| キャスター | ボールベアリング搭載 | 記載なし |
| シート | エアスルーシート | シンクロシート+エアスルーシート |
| 重さ | 5.6kg | 5.9kg |
| 幌の日差し対策 | 完全遮光生地 遮光率100%・UVカット100% メッシュウィンドウ2個 |
UV99%カット(メッシュ部を除く) はっ水・UPF50+ 大きな窓 |
| 開いたとき(奥行き) | 815〜1005mm | 660〜905mm |
| たたんだとき(奥行き) | 340〜375mm | 360〜375mm |
| バスケット容量 | 30L | 28L(耐荷重5kg) |
| タイヤ | 16cm シングルタイヤ | 16cm 大型シングルタイヤ |
| 使える時期 | 生後1か月〜36か月頃 (体重15kg以下) |
生後1か月〜36か月頃 (体重15kg以下) |
| シートの高さ・角度 | ハイシート53cm リクライニング115〜165度 |
ハイシート53cm リクライニング115〜165度 |
下のほうの行は、ほとんど同じ数字が並んでいます。シートの高さも、倒れる角度も、使える時期も、タイヤの大きさも同じ。つまりこの2台は、土台が共通していて、その上に別々の工夫を載せた関係です。
💡 ここがポイント
いちばん大きな差は「開いたときの奥行き」です。スゴカルSは最短660mm、スゴカルRは815mm。同じ場所に置いても、Sのほうが15cmほど短くなります。
スゴカルRは、曲がるところに部品が入りました
スゴカルRでいちばん新しいのは、キャスターです。
キャスターというのは、タイヤの向きがくるっと変わる、あの回る部分のこと。ここにボールベアリング(回転をなめらかにする小さな部品)が入りました。公式には「急な方向転換も軽い力でスムーズに回れます」と書かれています。
ボールベアリングが効くのは、進むときではなく曲がるときです。

ベアリングって、タイヤがよく転がるようになるやつじゃないの?

そう思うよね。同じ名前の部品でも、入る場所で仕事が変わるんだ。車輪の軸に入れば転がりがよくなる。キャスターに入れば、向きを変えるのが軽くなる。スゴカルRはキャスターのほうなんだよ。
▼ボールベアリングが入っている場所をまとめました

この工夫、実はよく知られた1台にも使われていました。ピジョンのランフィです。あの「押していて気持ちいい」と言われた走りは、大きなタイヤと溶接フレーム、そして4輪すべてのキャスターに入ったボールベアリングから生まれていました。作っていたのはミネベアミツミという部品メーカーで、スゴカルRに入っているのも同じメーカーのものです。
ランフィは2026年内で生産終了になります。あの曲がりやすさが好きだった方には、覚えておいて損のない一台だと思います。
🦌ランフィからの乗り換えを考えている方は、こちらで候補を整理しています
📖ピジョン ランフィ生産終了。慌てない乗り換え先の選び方
スゴカルSは、赤ちゃんが手前に来ます
スゴカルSの持ち味は、シンクロシートです。
公式の説明はこうです。「ハンドルを切り替えると、シートが手前にスライドして、赤ちゃんがグッと近づく新構造」。対面にしたとき、シートそのものが押し手側へ寄ってくる仕組みです。
これが数字にも出ています。開いたときの奥行きは、スゴカルSが最短660mm。スゴカルRは815mmです。同じ場所に置いても、Sは15cmほど短くなります。
▼シンクロシートの仕組みを図にしました

レジ待ちの列や、エレベーターに他の人と乗るとき。15cm短いだけで、場所を取らずに済みます。赤ちゃんとの距離も、その分だけ近くなります。
🐰シンクロシートの仕組みをもう少し詳しく知りたい方はこちら
📖スゴカルSレビュー 「小さく見える」の正体を販売員が解説
残りの差は、日差しと荷物と、たたんだ厚み
大きな2つ以外にも、小さな差がいくつかあります。
幌の日差し対策
幌の名前はどちらも同じ「マルチビッグサンシェードα」ですが、生地が違います。スゴカルRは完全遮光で、遮光率100%。公式には「日傘のように眩しさ・紫外線を防ぎ」と書かれています。
光をまったく通さないので、幌を下ろせば赤ちゃんに日が当たりません。夏の昼間に外を歩くことが多いなら、スゴカルRが向いています。
スゴカルSに遮光率の記載はなく、UV99%カット(メッシュ部を除く)、はっ水、UPF50+が挙げられています。窓はどちらにも付いているので、幌を下ろしたままでも中の様子が見えます。
荷物とたたんだときの厚み
バスケットはスゴカルRが30L、スゴカルSが28L。たたんだときの奥行きは、スゴカルRが最小340mm、スゴカルSが最小360mmです。Rのほうが2cmほど薄くたためます。車のトランクや玄関のすき間に入れる方は、この2cmが効く場面があります。
重さはスゴカルRが5.6kg、スゴカルSが5.9kg。差は0.3kgです。毎日たたんで持ち上げるなら、スゴカルRのほうが軽く済みます。
💡 どちらにも共通しています
どちらも「たためるバスケット」で、荷物を入れたままたためます。買い物帰りに、いったん荷物を出す手間がありません。
※大きなものや角ばったものが入っていると、閉じないことがあります。
どちらが向いていますか
ここまでの違いを、暮らしの場面に置き換えてみます。
スゴカルRが向いている人
・駅やスーパーなど、人混みで何度も向きを変える
・片手で押しながら、もう片方で上の子と手をつなぐ
・車のトランクに毎日積み下ろしする
・日差しの強い時間帯に外を歩くことが多い
・荷物が多くなりがち
スゴカルSが向いている人
・対面にして、赤ちゃんの顔を見ながら歩きたい
・エレベーターやレジ待ちで、置き場所が狭い
・カフェや電車で、まわりのじゃまにならないように置きたい
・寝顔や表情の変化に、すぐ気づきたい
・全体の長さをできるだけ短くしたい
並べてみると、どちらも「狭いところで扱いやすい」を目指しています。ただ、スゴカルRはくるっと回る軽さで、スゴカルSは本体そのものが短くなることで、それを叶えています。
▼「これかも」と思った方は、価格をチェックしてみてください
よくある質問
Q. スゴカルRはいつから買えますか?
A. 2026年9月下旬の発売予定です。カラーはブランベージュとモダングレーの2色があります。
Q. スゴカルRはスゴカルSの後継ですか?
A. 公式にはそう書かれていません。スゴカルRの説明では、スゴカルL compactというモデルからの変更点が挙げられています。この記事でスゴカルSと並べているのは、価格帯とタイヤの形が近く、売り場でも隣に並びやすいためです。
Q. 新生児から使えますか?
A. どちらも生後1か月頃から36か月頃まで、体重15kg以下が目安です。この点に差はありません。
Q. 押しやすさはどれくらい違いますか?
A. 分かっているのは、スゴカルRのキャスターにボールベアリングが入り、公式が「急な方向転換も軽い力でスムーズに回れます」と説明していることです。押し比べた感覚は、発売後にこの記事へ追記します。
まとめ
スゴカルRとスゴカルSは、土台が同じで、その上の工夫が違う2台です。
曲がる軽さ、たたんだ薄さ、日差しの強さで選ぶならスゴカルR。
赤ちゃんとの近さと、置いたときの短さで選ぶならスゴカルS。
決め手になるのは、ふだんの道です。人混みを縫って歩く時間が長いのか、それとも立ち止まって赤ちゃんの顔を見ている時間が長いのか。今日いつも通っている道を、頭の中で一度歩いてみてください。
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