ピジョン ビングル生産終了。好きだった人への、慌てない乗り換え先の選び方
「ビングル、生産終了って本当…?」
「あの軽さでスイスイ進む感じが、好きだったのに」
ピジョンのベビーカーが2026年内で生産終了になる、という発表がありました。
ビングルも、売り場で長く愛されてきたモデル。軽いのに押すとスーッと進む、ちょっと特別な1台だっただけに、販売員としてもやっぱりさみしいです。
「軽くて押して気持ちいいB型って、ビングルくらいしかなかったんですよね」。そう感じて、ビングルにたどり着いていた方も多いと思います。
この記事では、ビングルが好きだった人も、これから選ぼうとしていた人も、慌てずに次の1台を選べるように、考え方と候補を整理します。読み終えるころには、あなたの“ゆずれない条件”に合う乗り換え先が見つかります。
完全な「同じ」はありません。でも選び方はあります
先に結論をお伝えします。
ビングルと「まったく同じ」B型はありません。でも「ビングルの“軽さ”と“スーッと進む走り”の、どちらを引き継ぐか」で選べば、近い1台は見つかります。
ビングルは、3.9kgの軽さと、押すとスーッと進む走りを1台で両立した、ちょっと欲ばりな存在でした。だからこそ、その2つを丸ごと引き継ぐ1台はなかなかありません。
でも、どちらを一番大事にしたいかが決まると、候補はすっきり絞れます。早見表にするとこうです。
| 次の1台で重視したいこと | 乗り換えの候補 |
|---|---|
| 走り(スーッと進む押し心地) | Auto N second / Viit |
| 軽さ(3.9kgはゆずれない) | マジカルエアー フリー AB |
| 持ち運び・収納のコンパクトさ | リベル |
数字と記号でも並べてみます。走り・軽さ・収納は◎○△で、重さ・使用期間・価格は実数で示しました(ビングルは参考に置いています)。
| 項目 | ビングル (参考) |
Auto N second |
Viit | マジカル エアー フリー |
リベル |
|---|---|---|---|---|---|
| 走り | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
| 軽さ・持ち運び | ◎ | △ | △ | ◎ | △ |
| たたみ・収納 | ○ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ |
| 重さ | 約3.9kg | 約5.9kg | 約5.6kg | 約3.9kg | 約6.3kg |
| 使用期間 | 〜4歳 (18kg) |
〜4歳ごろ | 〜4歳 (22kg) |
〜3歳 (15kg) |
〜4歳 (22kg) |
| 価格(税込) | 約36,850円 〔参考〕 |
31,900円 | 31,900円 | 35,750円 (実勢2万円 前後) |
29,975円 〔参考〕 |


ビングル無くなるの、ほんとにショック…。軽いのにスイスイで、お気に入りだったのに。

わかるよ。私もさみしい。
でも「ビングルの何が好きだったか」が分かれば、近い1台はちゃんと見つかるんだ。一緒に整理していこう。
ビングルの“良さの正体”は、軽さとシングルタイヤの走り
乗り換えを考えるうえで、まず「ビングルの何が良かったのか」をはっきりさせておくと、選びやすくなります。
ビングルの魅力は、大きく2つありました。
1つは、3.9kgという軽さ。電車やバス、車への積み下ろしが、ぐっとラクになる軽さです。
もう1つが、押した瞬間にわかる“スーッと進む走り”。大きめのシングルタイヤ(直径16.5cm)に、摩擦を減らすボールベアリングを組み合わせていて、1本の大きなタイヤが地面をまっすぐ捉えてくれます。軽い力でスイスイ進むので、B型なのに走りが気持ちいい、めずらしい1台でした。
売り場でも「軽いのに、押しやすい」とおっしゃる方がとても多い1台でした。
この“軽さ”と“走り”は、本来なかなか両立しないもの。だからこそ、その2つがそろったビングルは、貴重な1台だったんですね。
💡 ここがポイント
「ビングルと同じものを探す」より、「ビングルの“軽さ”と“走り”のうち、自分が一番ゆずれないのはどっちか」を1つ決めると、乗り換え先はぐっと選びやすくなります。両方を1台で丸ごと引き継ぐモデルはないからこそ、優先順位を決めるのが近道です。
“重視したいこと”別、乗り換え先の選び方
走りで選ぶなら Auto N second と Viit
ビングルの「シングルタイヤのスーッと進む走り」に近いものを探すなら、候補は2つあります。どちらも三つ折りでコンパクトにたためるB型で、売り場でもよく押してきた1台です。
1つめは、コンビのAuto N second。
じつは、4つの車輪すべてに“ベアリング(回転をなめらかにする部品)”と“サスペンション”をそなえているのは、今回の候補のなかでこれだけです。車輪がなめらかに回って摩擦が少ないので、押し出しがスーッと軽く、ビングルの“ころがりのなめらかさ”に一番近い1台。三つ折りでコンパクトにたためて自立もしやすく、収納も得意。重さ約5.9kg、税込31,900円。なめらかな走りをいちばん引き継ぎたい人の本命です。
▼ Auto N second の最新価格と在庫を確認する
2つめは、アップリカのViit。
実はViitは、直径16.4cmの大きめシングルタイヤを採用していて、ビングル(16.5cm)とほぼ同じ大きさ。大きいタイヤは段差を乗り越えやすく、まっすぐ進むときも安定します。さらに4輪すべてにサスペンション(振動を吸収する仕組み)も搭載。平らな道での押し心地はAuto N secondと変わらないくらいなめらかで、舗装の悪い道でも落ち着いています。三つ折りでコンパクトにたためて、重さ約5.6kg、税込31,900円です。
▼ Viit の最新価格と在庫を確認する
1つだけ気をつけたいのは、重さ。2台ともビングル(3.9kg)より重く、約5.6〜5.9kgあります。走りと引き換えに、1.7〜2.0kgほど増える計算です。ここが、走り重視で選ぶときの分かれ目になります。

走りで選ぶなら、どっちがビングルに近いの?

車輪のベアリングでころがりがなめらかなのはAuto N second。ビングルの“スーッと感”に近いんだ。
Viitは大きいタイヤ(16.4cm)で段差に強い。ビングルと同じくらいの大きさなんだ。好きなほうで選んで大丈夫だよ。
🦌 この2台の違いをもっと詳しく知りたい方はこちら
📖Auto N secondとViitどっちがいい?三つ折りベビーカーを販売員が比較
軽さで選ぶなら マジカルエアー フリー AB
「ビングルの軽さ=3.9kgは、どうしてもゆずれない」という方へ。同じ3.9kgの、アップリカマジカルエアー フリー ABが候補になります。
重さはビングルと同じ約3.9kg。持ち運びや積み下ろしのラクさは、そのまま引き継げます。
タイヤは安定感のあるダブルタイヤで、前後左右の4輪すべてに“やわらかサスペンション”を搭載。段差の衝撃をやわらげてくれます。ハンドルのレバーを握ると4輪が自由に動く「4輪フリー」もついていて、レジや改札の狭い場所で横にスッとよけやすいのも便利。税込35,750円(実勢2万円前後)と、価格が手ごろなのもうれしいところです。
⚠️ ここに注意
使用期間は〜3歳ごろ(体重15kgまで)と、ビングル(〜4歳)より少し短めです。長く使うことより“軽さ最優先”という方に向いた1台です。
▼ マジカルエアー フリー AB の最新価格と在庫を確認する
🐰 ビングルとマジカルエアーをじっくり見比べたい方はこちら
📖ビングルとマジカルエアーどっちがいい?軽量B型ベビーカーを販売員が比較
持ち運び・収納で選ぶなら リベル
帰省や旅行、車のトランクや自転車のかごへの積み下ろし。「とにかく小さくたたみたい」という方には、サイベックスのリベルが候補です。
売り場にも置いてある1台で、たたんだ瞬間の小ささには、いつも驚かされます。
たたむと、長さ20×幅32×高さ48cmほどの最小クラス。片手でさっと持ち運べて、飛行機の機内持ち込みもできるサイズです。腰がすわる6か月ごろ〜4歳(22kg)まで長く使えるのも安心。
ただし、重さはビングルより増えます。リベルは約6.3kgと、今回の候補のなかでいちばん重め。“軽さ”で選ぶ1台ではありません。「軽い」ではなく「たたむと最小」で持ち運ぶ、と考えると失敗しません。平らな道では、スルスルと軽快に進んでくれます。税込29,975円(参考価格)です。
▼ リベル の最新価格と在庫を確認する
🦌 ビングルとリベルを直接くらべた記事はこちら
📖ビングル vs リベル どっちがいい?B型ベビーカーの違いと選び方を販売員が解説
在庫はどうなる?慌てなくて大丈夫です
ここまで読んで、「あれ、私が探していたのはビングルそのものかも」と思った方もいるかもしれませんね。
そんなあなたも、まだ間に合います。
生産は2026年内で終わりますが、その後は在庫がなくなり次第、順次販売終了。売り場でもまだ在庫があり、今のところ問い合わせが急増しているわけでもありません。
購入後の修理や部品の供給など、アフターサービスは生産終了後も続くと案内されています。
ただ、補充に限りがあるのは確かです。
気になっている方は、頭の片隅に置いておいてくださいね。

今すぐ買わないと、無くなっちゃう?

今はまだ普通に買えるよ。だから焦らなくて大丈夫。
ただ、これから少しずつ手に入りにくくなる。欲しい気持ちがあるなら、早めに在庫を見ておくといいね。
▼ ビングル BB6 の最新価格と在庫を確認する
よくある質問
Q. ビングルはもう買えないの?
A. 今すぐ買えなくなるわけではありません。生産は2026年内で終わりますが、その後も在庫がなくなるまでは販売が続きます。気になる方は、早めに在庫を確認しておくと安心です。
Q. ビングルと“同じ軽さと走り”のB型はある?
A. 1台で完全に同じものはありません。軽さ(3.9kg)を引き継ぐならマジカルエアー フリー AB、押すとスーッと進む走りを引き継ぐならAuto N second(ころがりのなめらかさ)かViit(大きいタイヤで段差に強い)が近い候補です。どちらを優先するかで選び分けると迷いません。
Q. 生産終了後、修理やパーツはどうなる?
A. 購入済みの製品へのアフターサービス(修理・部品供給など)は、生産・販売終了後も継続すると案内されています。購入時の保証書は大切に保管しておきましょう。
まとめ、“同じもの”より“ゆずれない条件”で選ぶ
ビングルと「まったく同じ」はありません。でも「自分がゆずれない条件」で選べば、後悔しません。
走りを引き継ぐならAuto N secondかViit、軽さ3.9kgを守るならマジカルエアー フリー AB、たたんで小さく持ち運ぶならリベル。
「ビングルと同じものを」と探すより、「次の1台で何を一番大事にしたいか」を1つ決めてみてください。そこから選べば、あなたに合う1台はちゃんと見つかります。
さみしい気持ちはありますが、次の相棒も、きっと良い時間を一緒に作ってくれます。ゆっくり選んで大丈夫です。
🦌 コンパクトなB型を、まとめて見くらべたい方はこちら
📖コンパクトベビーカーおすすめ5選 三つ折りモデル比較と選び方
🐰 ビングルそのものを、もう一度ふり返りたい方はこちら
📖ビングルBB6レビュー 押した瞬間にわかる走りの気持ちよさを販売員が解説

