チャイルドシートはコンビとアップリカどっちがいい?外せるタイプの違いを販売員が解説
「チャイルドシート、アップリカとコンビ、どっちがいいの?」
「どちらも人気だし、値段も近い。商品も多くて、何から比べればいいのかわからない」
そうなんです。どちらのブランドも、新生児から使える回転式をいくつも出しています。
ブランド名だけで比べようとすると、かえって迷ってしまうんですよね。
先に、シートを外せるかどうかで分けると、比べる相手が自然に決まります。
この記事では、その分け方と、外せるタイプの2台の違いを整理します。
結論 外せるかどうかで、比べる相手が見えてきます
先にお伝えします。
シートを外せるタイプを考えているなら、比べるのはこの2台です。
外したあとの扱いやすさまで考えるなら、コンビのTHE S。
乗っているあいだの赤ちゃんの姿勢を考えるなら、アップリカのクルリラ エックス プラス。
▼価格・在庫を確認しておくと選びやすくなります
新生児のうちは横向きに寝かせたいなら、アップリカのフラディアグロウ エバー。横向きに寝かせられるのは、アップリカのこの形だけです。
まず「外せるかどうか」で分ける
横向きに寝かせたいなら、アップリカのフラディアグロウ エバーです(あとの章で紹介します)。
それ以外の、後ろ向きで乗せるチャイルドシートは、シートを外せるかどうかで分けると、比べる相手が絞れます。2社の代表的な商品を並べるとこうなります。
▼外せるタイプと一体型の違いを図にしました

| コンビ | アップリカ | |
|---|---|---|
| 外せる シートとベースが分かれる |
THE S | クルリラ エックス プラス |
| 一体型 シートとベースが一体 |
クルムーヴ | クルリラ プラス ライト |
後ろ向きのシートは、商品によって「コンパクトベッド型」「イス型」などと呼び名が分かれています。
リクライニングの角度はどれも同じくらいで、ベッド型と呼ばれるものは、新生児用のクッションで背中をまっすぐに近く支えるつくりです。比べたときに大きな差が出るのは、シートを外せるかどうかです。
💡 ここがポイント
比べるなら、呼び名より「外せるかどうか」。
横向きに寝かせたいなら、アップリカだけのフラディアグロウ エバーです。

えっ、ベッド型ってアップリカだけだと思ってた…!

そう思うよね。横向きに寝かせられるのは、たしかにアップリカだけなんだ。コンビのTHE Sも「ベッド型」って名前が付いているけど、乗せ方は後ろ向きのシートだよ。名前より、外せるかどうかで比べるとわかりやすいんだ。
外せるかどうかで分けると、比べる相手は2台に絞れます。
ここからは、外せる2台を比べます。
いちばん迷うのは外せるシート THE Sとクルリラ エックス プラス
THE Sとクルリラ エックス プラスは、どちらもシートとベースが分かれるタイプです。
売り場でも、チャイルドシートを外せるかどうか、ベビーカーに付け替えられるかどうかを気にされる方がとても多いです。
2台の違いを見る前に、外せるチャイルドシートで何が助かるのかを整理しておきます。
外せるチャイルドシートで、本当に助かること
▼外せると助かる3つの場面です

1つめは、ベースだけなら軽く付けられること。
チャイルドシートを車に付けるとき、重いのは本体ごと抱えて差し込む作業です。
外せるタイプなら、先にベースだけを付けて、あとからシートを載せられます。どちらも全体は13.8kgで、シートを除いたベースだけなら7kg台。全体の半分ほどです。
2つめは、出かけるときの「シートがアツアツ」がなくなること。
真夏の車の中に置いたシートは、乗せる直前に触ると熱くなっています。
シートを家の中に置いておけば、出かけるときにベースへ載せるだけ。熱くなったシートに赤ちゃんを乗せずにすみます。
ただ、出かけた先ではシートを置いておく場所がないことが多いので、帰りは車の中に置いたままのシートに乗せることになります。
3つめは、車が2台あっても付け替えがラクなこと。
ベースだけを買い足して、2台の車にそれぞれ付けておけば、あとはシートを載せ替えるだけです。
毎回ISOFIXを付け直す手間がなくなります。ベースは、THE S用もアップリカ用も単品で買えます。
この3つは、THE Sでもクルリラ エックス プラスでも同じようにできます。
2台の違いは、そのあとにあります。
🐰クルリラ エックス プラス(1つ前のABモデル)のレビューで、外せるタイプの使い方をもう少し詳しく見てみる
📖クルリラXプラス AB レビュー 新生児の姿勢とセパレートで選ぶチャイルドシート
THE Sとクルリラ エックス プラスの違い
2台を並べると、こうなります。色を付けた行が、選ぶときに差が出るところです。
| コンビ THE S R129 エッグショック ZH |
アップリカ クルリラ エックス プラス AC |
|
|---|---|---|
| ベビーカーへの付け替え | できる (THE S Go+専用アタッチメント。体重9kg未満まで) |
対応していない (アップリカでベビーカーに付けられるのはエアキャリー) |
| 新生児の姿勢を支えるクッション | フラットクッション (首から背中をまっすぐ支える) |
ナチュラクッション (首から足まで楽な姿勢を保つ) |
| 外したシートの重さ | 6.2kg | 6.4kg |
| 買い足し用のベース | THE S 専用 のせかえベース 7.2kg・29,700円 |
アップリカ トラベルシステム ベース 7.4kg・29,700円 |
| 本体重量 | 13.8kg | 13.8kg |
| 後ろ向きの奥行き | 680〜810mm | 695〜770mm |
| 使える時期 | 新生児〜4歳頃 (身長40〜105cm) |
新生児〜4歳頃 (身長40〜105cm) |
| 税込価格(メーカー希望小売価格) | 79,200円 | 79,750円 |
重さも、使える時期も、価格もほぼ同じ。
差が出るのは、シートを外したあとに何ができるかと、乗っているあいだの姿勢をどう支えるかです。
THE S 外したあとまで、使う人の手間を減らす
THE Sは、シートを外したあとの使い道まで用意されています。
ひとつは、家の中でシートを置いておける「シートホルダー」が付いていること。
もうひとつは、別売りの専用アタッチメントを付ければ、同じコンビのベビーカー「THE S Go」にシートごと載せられること。車で寝てしまった赤ちゃんを、そのままベビーカーに移せます。
※シートホルダーは、ロングユースモデルの「THE S premium」には付いていません。
ただ、赤ちゃんを乗せたまま運んだり、シートホルダーやベビーカーで使ったりできるのは、体重9kg未満までと決められています。
しかも、持ち上げるのはシートと赤ちゃんの合計です。シートだけで6.2kgあるので、赤ちゃんが9kgに近づくと、合わせて15kgほどになります。
使えるのは、生まれてしばらくのあいだです。それでも、実際に使っている方からは「すごくいい」という声を聞きます。
操作の面では、回転もシートの取り外しもひとつのグリップでできる「マルチグリップ」、近づけるだけでくっつくマグネット式の「ラクピタバックル」が付いています。
毎日くり返す乗せ降ろしの手間を、細かいところまで減らしてある1台です。
乗せ降ろしから、外したあとのシートの使い方まで、手間を減らしたいならTHE S。
クルリラ エックス プラス 乗っているあいだの姿勢を守る
クルリラ エックス プラスは、車に乗っているあいだの赤ちゃんの姿勢に力を入れています。
THE Sにも首から背中を支えるフラットクッションがありますが、姿勢をいちばんの売りにしているのはクルリラ エックス プラスです。
中心にあるのが「ナチュラクッション」。首から足まで、赤ちゃんが楽な姿勢を保てるように支えるクッションです。
頭は、衝撃吸収材の「マシュマロGキャッチ」で守ります。
幌を閉じたままでも、横から赤ちゃんの様子が見える「フラップ付きラウンドシェード」も付いています。
ベビーカーへの付け替えには対応していません。
それでも、ベースだけ先に付ける、シートを家に置いておく、2台の車でベースを分ける。外せるタイプの良さは、THE Sと同じように使えます。
ベビーカーには付けなくていい、乗っているあいだの姿勢を大事にしたいならクルリラ エックス プラス。
横向きに寝かせたいなら フラディアグロウ エバー
新生児のうちは横向きで、平らに寝かせたい。それならアップリカのフラディアグロウ エバーです。
身長70cmまでは横向きのベッドとして使えて、そのあとは後ろ向き、前向きへと切り替えていきます。
そのかわり、シートとベースは分かれません。本体は16.0kgと重めなので、付けたままにしておく使い方に向いています。
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📖フラディアグロウ vs クルリラ どっちがいい?販売員が違いを解説
📖フラディアグロウ エバー vs クルムーヴ ロング どっちがいい?販売員が違いを解説
一体型なら クルムーヴとクルリラ プラス ライト
外す使い方をしないなら、一体型も候補になります。
軽自動車やコンパクトカーに乗っているなら、コンビのクルムーヴ コンパクトです。
後ろ向きで使うときの奥行きは640〜720mm。アップリカのクルリラ プラス ライト(720〜780mm)より短く、前の席とのあいだにゆとりを取りやすい作りです。小さめの車でも使いやすいところに、コンビらしさが出ています。自分の車に付けられるかは、メーカーの適合車種リストで確かめてみてください。
リクライニングを細かく合わせたいなら、7段階で調節できるクルリラ プラス ライトです。
1台を長く使いたいなら、クルムーヴ ロング(10歳頃・身長135cmまで)。さらに長い、身長150cm・12歳頃まで使えるクルムーヴ ロング plusも出ています。
🐰一体型の2台を詳しく比べてみる
📖クルムーヴ vs クルリラ どっちが向いてる?
1歳すぎからのチャイルド&ジュニアシートなら
新生児用のシートを卒業したあとや、1歳3か月(月齢15か月)をすぎてから初めて選ぶ場合は、別の種類のシートになります。2社に代表的な1台ずつがあり、どちらも12歳頃まで使えます。
軽くて折りたためるのは、コンビのジョイトリップ。
リクライニングして眠らせてあげたいなら、アップリカのフォームフィット ネクストです。
🐰1歳すぎから使う2台を比べてみる
📖ジョイトリップとフォームフィット どっちが向いてる?
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外せるシート、どっちが向いてる?
THE Sが向いている人
・生まれてしばらくは、寝たままベビーカーに移したい
・家の中でも、シートホルダーに載せて使いたい
・回転も取り外しも、ひとつのグリップで済ませたい
・マグネットのバックルで、ベルトの着け外しをラクにしたい
クルリラ エックス プラスが向いている人
・車に乗っているあいだの赤ちゃんの姿勢を、いちばん大事にしたい
・ベビーカーへの付け替えは使わない
・幌を閉じたままでも、横から様子を見たい
・後ろ向きでいちばん倒したときの奥行きを、少しでも短くしたい
「これかも」と思った方は、在庫と価格をチェックしてみてください。
よくある質問
Q. コンビにもベッド型のチャイルドシートはある?
A. あります。THE Sは、コンビが「コンパクトベッド型」と呼んでいる形で、後ろ向きのまま、背もたれと座面の内角が150°以上になるよう寝かせられるつくりです。横向きに寝かせたいなら、アップリカのフラディアグロウ エバーです。
Q. 車が2台あるとき、ベースだけ買い足せる?
A. 買い足せます。THE Sは「THE S 専用 のせかえベース」、クルリラ エックス プラスは「アップリカ トラベルシステム ベース」です。2台の車にベースを付けておけば、シートを載せ替えるだけで使えます。
Q. アップリカのチャイルドシートは、ベビーカーに付けられる?
A. 付けられるのは、キャリータイプの「エアキャリー」です。ラクーナはそのまま、ルーチェとスムーヴは別売りのアタッチメントで付けられます。クルリラ エックス プラスは、ベビーカーには付けられません。
まとめ
コンビとアップリカで迷ったら、まずシートを外したいかどうかを決めると、比べる相手が見えてきます。
外したあとの扱いやすさまで考えるなら、コンビのTHE S。
乗っているあいだの赤ちゃんの姿勢を考えるなら、アップリカのクルリラ エックス プラス。
迷ったら、出かけた先に着いたときを思い浮かべてみてください。
寝てしまった赤ちゃんを、生まれてしばらくのあいだはそのままベビーカーに移したいならTHE S。移すことより、車に乗っているあいだの姿勢を大事にしたいならクルリラ エックス プラスです。
▼まずは下のリンクから価格と在庫を確認してみてください
🦌チャイルドシートの選び方から整理したい方はこちら
📖チャイルドシートの選び方 価格差の正体と3つの決め方を販売員が解説

