A型・B型ベビーカーの違い いつから使える?どう選ぶ?
「A型とB型って、そもそも何が違うの?」
「B型はいつから使えるの?」
「AB型っていうのも聞くけど、今もあるの?」
ベビーカーを選びはじめると、最初にぶつかるのがこの疑問です。
名前は聞いたことがあっても、自分の生活にどちらが合っているのかが、なかなかイメージできないんですよね。
この記事では、ベビー用品売り場で10年以上働いてきた経験をもとに、
A型・B型の違い、「AB型」という呼び方の正体、使いはじめる時期、そして「どちらを選べばいいか」の判断軸を整理します。
読み終えたら、迷いがすっきり解消されるはずです。
結論 A型・B型はこう選ぶ
A型=新生児から使える。安定感と乗り心地を重視したい人向け。
B型=7か月頃から使える。軽さと取り回しを重視したい人向け。
判断軸はシンプルで、
「押している時間が長いか、持ち上げる回数が多いか」、この一点でほぼ決まります。

B型はいつから使える?「いつから」問題を整理する
「B型ってそもそもいつから使えるの?」という質問は、売り場でもとても多いです。
A型との大きな違いのひとつが、この「使いはじめの時期」です。
B型の目安は「腰がすわる頃」=7か月頃から
B型ベビーカーは、背もたれが完全にフラットにならない設計のモデルが多いです。
そのため、自分で上体を支えられる「腰すわり」が使いはじめの目安になります。
一般的に生後7か月頃が目安ですが、赤ちゃんの発達には個人差があります。
「もうすぐ7か月だから大丈夫かな」と月齢だけで判断するのではなく、
「しっかり腰がすわっているか」をひとつ確認してから乗せるようにしてください。
心配な場合は、かかりつけの小児科に相談してみてもいいかもしれません。
A型はいつまで使える?
A型は「いつまで使えるか」も気になるところ。
ベビーカーの安全基準(製品安全協会のSG基準)では、A型は「新生児期(生後1か月)を過ぎてから、または首がすわった4か月頃から、最長48か月まで」と定められています。
ただ実際のモデルの対応範囲はさまざまで、多くは3歳頃(体重15kg前後)までとなっています。
ただ実際には、1歳すぎると「もう少し軽いものに乗り換えたい」という声も多く、
A型からB型へとステップアップして使い分ける方も少なくありません。
一台で長く使いたいか、使い分けを前提にするかで、選び方が変わってきます。
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A型とB型、何が違う?
売り場でよくご説明する内容を、ひとつの表にまとめました。
| A型 | B型 | |
|---|---|---|
| 使用開始の目安 | 新生児〜 | 7か月頃〜 |
| 本体の重さ | やや重め | 軽い |
| 安定感・乗り心地 | ◎ しっかり | △ 必要十分 |
| 折りたたみやすさ | △ やや手間 | ◎ 片手対応モデル多数 |
| 荷物かごの大きさ | 比較的大きい | 小さめが多い |
| 価格帯の目安 | 4〜10万円台 | 2〜5万円台 |
| 向いている使い方 | 散歩・長時間の外出 | 電車・バス・買い物 |
大きな分かれ目は「使いはじめる時期」と「重さ・取り回し」の2つ。
この表を見て、どちらがしっくりくるか確認してみてください。
「AB型」は?実は、今は公式の分類にありません
調べていると出てくる「AB型」という言葉。
「A型ともB型とも違う、第3のタイプがあるの?」と混乱した方もいるかもしれません。
結論から言うと、
今のベビーカーの公式な分類は、A型とB型の2種類だけです。
ベビーカーの安全基準を定めている製品安全協会(SG基準)の分類に、AB型はありません。
「AB型」は、2000年ごろに
「A型の安心感とB型の軽さのいいとこ取り」
として広まった呼び方です。
ただ、2004年のSG基準の改定で「新基準A型」としてA型に吸収され、それ以降、独立した分類としては存在していません。
つまり、昔「AB型」と呼ばれていた軽めで新生児から使えるタイプは、今のA型に含まれています。
今でも一部のお店やレンタルサイトには「AB型」の表記が残っているので、目にする機会はあると思います。
でも選ぶときは、「A型かB型か」の2つで考えれば大丈夫。
古い呼び方に、迷わされなくていいですよ。
売り場で触るとわかること
数字やスペックだけではなかなか伝わらないのが、ベビーカーの「感覚的な違い」です。
売り場でA型とB型を並べて押し比べると、明確に違いを感じるポイントがあります。
まず感じるのが、押し始めの軽さ。
B型は片手でスッと動き出す感覚があります。
A型はフレームがしっかりしている分、最初に少し重さを感じますが、走り出すと安定感があります。
次に違いが出るのが、段差を越えるときの感触。
A型はタイヤが大きく、サスペンション(振動を吸収する仕組み)が効いているモデルが多いため、
段差でガクッとなりにくい。
B型は小回りが利く代わりに、段差の衝撃は少し伝わりやすい構造です。
売り場でよく聞かれるのが「実際に押してみてもいいですか?」という一言。
試してみると「こんなに違うんだ!」と驚かれることがとても多いです。
カタログやレビューだけで決めるより、実物を一度触れる機会があれば、ぜひ両方を押し比べてみてください。
この10年で変わった「軽さ」の価値観
もうひとつ、A型を選ぶ前に知っておいてほしい変化があります。
「軽ければ軽いほどいい」という時代が、終わりつつあることです。
10年ほど前は、各社から軽いA型が次々に発売されていて、
売り場でも「軽さ」がいちばんの売り文句という時代がありました。
ところが今、4kg前後の軽量A型は、大手メーカーでも各社ひと系統くらいまで絞られています。
しかも軽さを出すために、
クッション材を頭まわりだけにする、車輪の切り替え機能を省く、など
機能を割り切る作りが中心です。
代わりに主流になっているのは、
5〜7kg台の「多少重くても、押しやすさ・安定感・クッション性を大事にする」モデルです。
ベビーカーは、持ち上げている時間より、押している時間のほうがずっと長いもの。
フレームがしっかりしている方が段差や振動に強く、走りも安定します。
メーカーの作りも、そこを重視する方向に変わってきています。
「A型は重くて大変そう」というイメージだけで軽さを最優先にすると、
今の主流モデルの良さを見逃してしまうかもしれません。
軽さが本当に必要な場面(持ち上げる回数)がどれくらいあるか。
そこに立ち返って考えるのがおすすめです。
向いている人 A型かB型か、生活スタイルで決まる
スペックよりも「どんな使い方をするか」で選ぶのが、後悔しない近道です。
あなたの生活に当てはめながら確認してみてください。

A型が向いている人
- 産まれてすぐから使いたい
- 散歩・公園など、外出時間が長い
- 車での移動が多く、持ち上げる機会が少ない
- 段差の多い道や砂利道をよく通る
乗り心地と安定感を優先したい方は、A型から始めると安心感が高いです。
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B型が向いている人
- 7か月以降から使いたい(セカンドベビーカーとしても)
- 電車・バスでの外出が多い
- 階段の乗り降りや、持ち運びの機会が多い
- 自宅や車のトランクにコンパクトに収納したい
「毎日の移動をとにかくラクにしたい」という方には、B型の軽さが頼りになります。
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まとめ A型・B型は「移動スタイル」で選ぶ
A型=新生児から。安定感と乗り心地を求めるなら。
B型=7か月頃から。軽さと取り回しを求めるなら。
「AB型」=今のA型に含まれる、昔の呼び方。迷わなくて大丈夫。
迷ったときの判断軸は、シンプルにこれだけです。
「押している時間が長い?それとも持ち上げる回数が多い?」
押している時間が長いなら、A型の走行性と安定感が活きます。
持ち上げる回数が多いなら、B型の軽さが毎日の負担を減らしてくれます。
どちらが正解か、ではなく「あなたの生活に合うのはどちらか」。
その視点で選んでみてください。
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